夏の真っ盛り、少年は汗だくになって友達との待ち合わせの場所へ急いでいた。
夏休みの宿題はほとんど進んでいない。
一旦は机の前に座ってみたけど、友達の顔が浮かび、そっと抜け出した。
[遊びに行くのは勉強が終わってからよ!]怒っている声のお母さんをちょっと気にしながら走っていった。
隣の庭のひまわりがやさしく微笑みかけている。